後漢時代(1〜3世紀)

径約 22cm 高約 11cm

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緑釉の明器(副葬品)です。

漢時代、人々は死後の豊かなくらしを願い、
生活用品や家畜、人物などを模った
さまざまなやきものを 墓に副葬しました。

中国において猪(豚)の家畜化は早くも
新石器時代からおこなわれていたようですが
漢〜唐代には、豚を模った明器が多くみられ、
豚は富の象徴として墓の主人の大切な
財産だったものと考えられています。

また後漢〜西晋までの墓には本品のように
廁と豚小屋が結合した明器がみられます。
このような廁と豚小屋を一体化した
画期的なエコシステムは、
養豚や農業生産の発展を促しました。
この作品は、当時の人々の暮らしや
歴史を知る上でも重要な史料のうちのひとつです。

写真ではほとんどわかりませんが
塀や屋根の一部に補修の跡がみられます。

資料が付属します。


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※照明などにより実物の色が写真と
多少異なって見える場合が有りますのでご了承下さい。
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