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希少図録本 曼荼羅 両界曼荼羅 別尊曼荼羅 写真解説 121図 密教美術 密教図像 加持祈祷 真言宗 天台宗 平安仏画 鎌倉仏画
至文堂 1980年発行 94ページ 約23x18.5x0.8cm 監修 文化庁・東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館 執筆・編集 濱田隆 特別寄稿 宮坂宥勝 巻頭口絵写真カラー 16ページ 本文モノクロ 120図
※絶版
本書は一冊まるごと日本の「曼荼羅」にテーマを絞り、 両界曼荼羅から別尊曼荼羅、雑密から純密の別尊曼荼羅、神仏習合垂迹曼荼羅まで多種多様の曼荼羅を網羅して多数の写真図版をもちいて詳細に解説した内容。
真言宗・天台宗などの密教において様々な目的をもった修法本尊、あるいは観想対象として制作された両界曼荼羅(胎蔵界曼荼羅・金剛界曼荼羅)をはじめ、珍しい別尊曼荼羅、 文化庁蔵、博物館蔵・美術館蔵・寺院蔵の有名な作品から、滅多にお目にかかることのない珍しい曼荼羅、海外蔵品まで、 曼荼羅作品121図を網羅し、種別・時代別などに整理分類して図版とともに丁寧に解説。
歴史、意義、使用目的、本尊として用いられた各種修法、表現形式の変遷、時代別の様式の展開、美術史上の位置づけなどを掘り下げて詳細に論考したもので、本書の図版やデータは大変貴重な資料。
巻末には、「別尊曼荼羅種別分類表」を収録。 如来・仏頂、経法、観音、菩薩、明王など種別に名称を分類、別尊曼荼羅の各本尊、効能(増益、息災、調伏、敬愛、滅罪、護国ほか)、所依経典(訳者)の一覧表。
特別寄稿「曼荼羅色彩論」は宮坂宥勝による小論。 とくに胎蔵曼荼羅についてとりあげ、曼荼羅において色彩がどのように扱われ、また密教の教義と色彩がいかなる関係にあるかをうかがう内容。
小ぶり・モノクロ図版とテキスト解説文が中心でありながら、図版数は多く二段組テキストで凝縮された内容。 密教美術・仏教絵画研究の第一人者による渾身の解説論考は、内容充実、初心者にもわかりやすく、かつ専門的内容まで踏み込んだ情報満載の研究書となるもの。 一般美術書の枠を超えて、数多くの書籍や論文に引用されてきた参考文献。
日本の密教美術・仏教美術・仏像・仏画・古美術鑑賞に欠かせない知識満載、寺院、信仰の方にも大変貴重な絶版図録解説本。
【編者について】浜田隆/濱田隆 文化財調査官、東京国立博物館次長などをへて、昭和58年奈良国立博物館長、63年東京国立文化財研究所長。平成3年山梨県立美術館長などを歴任。 仏教絵画の研究・評論で知られ、密教絵画研究の第一人者。著作に「曼荼羅の世界」「極楽への憧憬」「密教美術大観 第1巻 両界曼荼羅」「日本古寺美術全集」など。東京大学文学部美学美術史卒。
【特別寄稿】宮坂宥勝 仏教学者・インド哲学研究者。名古屋大学名誉教授。真言宗智山派管長、総本山智積院化主を歴任。 専門は真言密教・インド哲学。初期はダルマキールティ、ニヤーヤ学派などインド論理学の研究を行い、東トルキスタン出土の梵本断片、百万塔陀羅尼を解読した。密教学・空海関連を主として多数の編著・著書がある。特に『弘法大師空海全集』(全8巻、筑摩書房)では監修者を務めた。総本山智積院化主(真言宗智山派管長兼任)を務めた後は、郷里に戻り照光寺の長老となった。
【目次】 仏画における曼荼羅の位置 仏画の形式 浄土教画と密教画 曼荼羅の精神 曼荼羅の意味 曼荼羅の表現 仏の観想 曼荼羅の生成発展 密教経典の整備 曼荼羅の成立 両界曼荼羅とその構成 両部大経とその請来 両界曼荼羅の成立と請来 現図両界曼荼羅の構成 両界曼荼羅の諸相 両界曼荼羅の諸本と請来 両界曼荼羅の遺品 別尊曼荼羅の成立と展開 別尊曼荼羅の成立 雑密時代の別尊曼荼羅 雑密時代から純密時代へ純密時代の別尊曼荼羅 別尊曼荼羅の請来とその後 曼荼羅の拡がり 浄土曼荼羅 社寺曼荼羅 図版目録 別尊曼荼羅種別分類表 参考文献 特別寄稿 曼荼羅色彩論―とくに胎蔵曼荼羅について 宮坂宥勝
監修/文化庁・東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館/濱田隆(はまだ・たかし)エディター/平井昌夫図版撮影/東京UP(大武秀生)・塩野直茂図版提供/小学館・神山昇・田枝幹宏・淡交社・野久保昌良
表紙 両界曼荼羅 金剛界(部分教王護国寺) 表紙裏 密教両部大経感得図龍猛と南天鉄塔(藤田美術館)
【図版解説】より一部紹介 両界曼荼羅(高雄曼荼羅 神護寺) 高雄曼荼羅と呼ばれるこの両界曼荼羅は、空海の請来本をもとに大師の在世中に作られた唯一の曼荼羅である点できわめて意義深いものである。紫色の綾地の上に金銀泥で描かれた尊像は、インド所伝を思わせる密教像独特の形式を示すが、それを表現する線描はきわめて的確で当時の中国および日本における仏画制作の水準の高さをうかがうことができる。
両界曼荼羅(胎蔵界部分 教王護国寺)真言院曼荼羅と伝称されるこの両界曼荼羅は、濃密な彩色とエキゾティックな面貌表現に特徴があるが、ことにこの胎蔵界曼荼羅の中台部諸尊にみる弓型の連眉と濃厚な面量にその特徴が顕著に表現されている。中台八葉院の上部は一切如来智印を中心に四菩薩を配する遍智院、下部は般若菩薩を中心に四明王を配する持明院である。
一字金輪曼荼羅(文化庁) 七幅の獅子に乗る蓮華座上に結跏趺坐する一字金輪仏頂を中央に大写し、その周囲に仏眼仏母(斜め右前)と七宝すなわち輪宝、如意宝珠、女宝、馬宝、象宝、主蔵神、主兵神をめぐらす。諸尊の像容は古式の図像に則って力強く表現され、彩色も朱緑を主調として古様を示す。特に火炎光の形式には請来本にみるような張りのある象形を留めており、平安後期別尊曼荼羅の代表作として注目される。
大仏頂曼荼羅(文化庁) 須弥山上に智拳印の一字金輪仏頂(通称大日金輪)、その上方に法界定印の一字金輪(通称釈迦金輪)を配し、その左右に竹林と牡丹花、下辺に水中より湧現する二竜王と二持呪者のほか、大日金輪をめぐって七宝を描く。その点は一字金輪曼荼羅(第8図)と類似するが、他の部分は全く異る。本図は図像抄に唐本と記されているように、特異な絵画的構成を示す異色の曼荼羅として注目される。平安末期別尊曼荼羅中の秀作である。
仁王経曼荼羅(醍醐寺) 不動明王を中心に八方に四仏四波羅蜜菩薩に相当する三昧耶形を配し、第二院には不動明王を除く四大明王(降三世、軍荼利、大威德、金剛夜叉)、外院に四摂、四内供養の諸菩薩および四天王等八天をめぐらす。三昧耶形を配するなどいかにも密教の曼荼羅らしい構成を示す。不動明王は続々座に坐し、左手に八輪輪宝をとるのを異色とする。地文様の宝相華 唐草は生彩に富み、平安後期の画家の力量がうかがわれる。
宝楼閣曼荼羅(フリア美術館) 宝楼閣中の釈迦如来を中心に、向って右に金剛手、左に宝金剛の二菩薩を配する。その下辺には中央池上に百幅輪宝を置き、これを廻って四天王、および吉祥天女、餉棄天女等四天女を配する。なお画面の最下辺に一持誦者を描く。その彩色はきわめて豊麗で、円満具足の仏菩薩の顔と合わせて平安後期のいわゆる藤原仏画の好尚をよく表わす。本曼荼羅は在外仏画中最もすぐれた一本である。
孔雀経曼荼羅(松尾寺) 不空訳の「仏母大孔雀明王画像儀軌」によって描かれた珍しい曼荼羅である。孔雀明王をめぐって八集連華上に七仏と弥勒菩薩が、またその周縁に四辟支仏と四大声聞があり、第二院には八方天およびその眷属、外院には十二宮、二十八宿諸神等を表わす。その構成の基本は胎蔵界曼荼羅のそれに近く、外院諸天の配列も胎蔵界外金剛部院のそれと酷以して興味深い。鎌倉前期の注目すべき作品である。
焔摩天曼荼羅(称名寺) 白牛にまたがる焔摩天に、后妃各一体の脇侍を加えて内院を構成し、その前面には五道大神に司命、司録、背後に太山府君を配し、その間に連文茶、茶吉尼、毘那夜迦、成就仙等の焔摩天眷属をめぐらす。その構成中に仏教以外に道教系の諸神を加えており、単なる仏教だけの曼荼羅とは異る。本曼荼羅にはその典拠となる儀軌がなく、従って日本で考案されたものと思われる。鎌倉中期頃の興味深い遺品である。
星曼荼羅(久米田寺) 北斗曼荼羅とも星曼荼羅とも言い、星宿のみで構成されている。中央に須弥山の一字金輪仏頂(釈迦金輪)を安んじ、その下辺に道服の北斗七星、中央と四方四隅に九曜(七曜と計都星・羅喉星)をおいて内院を閉じ、第二院に十二宮、外院に二十八宿の諸神をめぐらす。本曼荼羅もこれの典拠となる儀軌がなく、日本で考案されたものと思われ、このほかに円曼荼羅(法隆寺本など)の系統のものが流布する。平安末期の貴重な遺品である。
吉祥天曼荼羅(救世熱海美術館) 七世紀の中頃に漢訳された河地瞿多訳の「陀羅尼集経」の所説にもとづいて作画されている。中央に宣台上に立つ吉祥天女、その左右に向って右梵天、左帝釈天を配し、その上部七宝山中に四天王、その上部に六牙白象と一天女を飛翔させる。下辺には蓮池があり、一持誦者の供養するさまを表わす。若干儀軌と異るところがあるが、鎌倉中期頃の異色の一本である。上部(象と二天女の部分)は補絹。もと教王護国寺に伝来した。
如意輪曼荼羅(園城寺) 如意輪観音を中心に四摂菩薩、八供養菩薩などを配するほか、外院に十二天等の諸眷属をめぐらす異色ある曼荼羅。外院の構成は胎蔵界曼荼羅に近い。
弥勒曼荼羅(霊雲寺) 尊勝曼荼羅ときわめて類似の構成を示すのは善無畏系別尊曼荼羅の特徴である。結界に宝塔が用いられているのは弥勒菩薩のシンボル。下辺の不動・降三世は尊勝曼荼羅と逆に配される。
仏眼曼荼羅(品川寺) 三重の八葉蓮華の中台に仏眼仏母を配し、その周囲に一切仏頂輪王と七曜使者、金剛薩土垂等八大菩薩、八大明王を廻らす。八葉蓮花を重ねるのは胎蔵系の構成である。
一字金輪曼荼羅(遍照光院) 獅子座にのる一字金輪仏頂(大日金輪)を中心に、諸仏の母である仏眼仏母と金輪仏頂に所属する七宝をめぐらすユニークな曼荼羅。きわめて霊験あらたかな秘法の本尊である。
法華経曼荼羅(東京国立博物館) 法華経見宝塔品によれば、虚空に宝塔が湧出し、中にいた多宝如来が釈迦如来を迎え入れて併座したとある。法華経曼荼羅はこれを中心に八大菩薩・四大声聞等を廻らす。本図は珍しく紺地金泥絵である。
孔雀経曼荼羅(松尾寺) 孔雀明王を中心に八葉蓮華上に過去七仏と弥勒菩薩をめぐらすのが珍しい。第二院には八方天と眷属、外院にも十二宮、二十八宿等星宿関係の諸尊と多くの天部を配するのが異色である。
五秘密曼荼羅 金剛薩土垂を中心にこれにより添うように欲金剛・触金剛・愛金剛・慢金剛の四金剛を同一蓮座上に配する異色ある曼荼羅。人間のもつさまざまの煩悩を真如の姿とみ、煩悩即菩提の境地をめざす密教思想にもとづいている。
愛染曼荼羅(随心院) 愛染明王は金剛薩土垂の変身で、煩悩即菩提の象徴でもある。その愛染明王を中心に欲触愛慢の四金剛と同妃である四金剛女を廻らす異色の曼荼羅。五秘密曼荼羅と同じ思想にもとづく。
八字文殊曼荼羅(正智院) 八つの梵字を廻らした騎獅の文殊菩薩と、騎獅の八大童子を大月輪内に配し、四隅に四大明王を、外院に八方天と同妃などを廻らす異色の曼荼羅。天変地異や国難などに際して安穏を祈願して用いられる。
六字経曼荼羅(三宝院) 釈迦金輪を中心に、何れも二臂の六観音と六個の梵字を廻らす大月輪と、その下辺に大威徳、不動の二明王で構成される。本図を用いる六字経法は平安時代以来息災・調伏に際し盛んに行われた。
春日曼荼羅(東京国立博物館) 本地垂迹美術の中で最も流布したのは春日曼荼羅である。これには風景だけを描いたもの、神像や仏像だけを描いたものなどであるが、本図は春日社の本地仏を月輪中に描いたもので、密教曼荼羅の「影響をとどめる。
熊野曼荼羅(高山寺) 鎌倉時代には本地垂迹思想が流布した。この思想は日本の神を仏教の仏たちの重迹とみ、仏たちをその本地とする説である。本図は密教の曼荼羅に擬して熊野諸神の本地仏を表わしたもので、注目すべき遺品である。
ほか
【曼荼羅の表現】より一部紹介 …このような仏の教えとしての宇宙の秩序ある理法(真理)を仏菩薩等の姿をかりて、しかも主として絵画的(幾何学的図式的)に表現したものがこれから述べようとする曼荼羅である。このことに関して真言宗の祖空海は、密教の経典に表わされている教義はきわめて神秘的で、これを人々に理解させるには画像による表現をかりなければ伝達しえないと述べている。このようにして日本では曼荼羅は主として画像表現をかりて表されることになった。しかし中には…
【別尊曼荼羅の成立と展開】より一部紹介 別尊曼荼羅の成立 これまで主として両界曼荼羅を中心に見て来たが、この両界曼荼羅のように密教の至高尊を主尊としてあまたの仏菩薩等の諸尊を統合した曼荼羅を都会曼荼羅あるいは普集会曼荼羅と言う。これに対して密教の曼茶羅の中には、両界曼荼羅の中の特定の一尊を抽出し、これを廻って関係の諸尊を布置するものがある。このような個別の尊像を主尊とする曼荼羅を別尊曼荼羅と言う。その規模は両界曼荼羅に比すれば概して小さく、中には数体から構成されるものさえある。 別尊曼荼羅の主尊に位置するものは如来・菩薩・明王・天の何れでもありうるが、とりわけ大きな役割を占めるものに、仏(如来)の家大な属性をその頭頂の高きになぞらえた各種の仏頂尊がある。また仁王経、法華経あるいは請雨経など諸経の教義にもとづいて構成される曼荼羅も少なくない。この種の経典を典拠とする別尊曼荼羅も教主として如来や菩薩・明王などを主尊とする点では他の別尊曼荼羅と異るところはない。別尊曼荼羅の理論的根拠をなすものに経典や儀航があることは言うまでもない。とくに儀軌は曼荼羅の作画法、作壇法のほか、これを用いて行う修法の順序次第などを精細に説く。そしてこのような儀軌にもとづき、別尊茶を請用して行う修法を諸尊法(別尊法)、そのうち経典にもとづくものを諸経法と言う。 これらの諸尊法によって描かれた各種の別尊曼荼羅を集大成したものに、平安末期の学僧興然の撰述になる「曼荼羅集」三巻がある。そこには四十四種の別尊曼荼羅を収めているが、これに収められていないものを加えるとさらにおびただしい数に上 る。それらの成立はすでに述べたように密教がその発展の過程において人々のさまざまの願望を吸い上げ、それぞれに対応した供養法、すなわち諸尊法を作り上げて行った結果に外ならない。しかし実際に世上に流布し盛行したものは必ずしも多くなく、著名なものは十指を上廻る程度にすぎない。 別尊曼荼羅の整理分類にあたっては、平安末期頃の図像集『別尊雑記』や『覚禅鈔』など――が行っているように、如来(仏頂を含む)・諸経・観音菩薩・明王・天等の順に大別するのが便利であるが、それは表示するにとどめるとして、本論では別尊曼荼羅の大要をその歴史的展開の中であとづけて見ることにしたい。その場合およそ雑密時代、純密時代、それ以後の時代と三つに大別することができるであろう。
(中略)
密教思想を背景にして成立したこのような神々の絵画は、本地仏を以て表わす本地曼荼羅、垂迹神を以て表わす垂迹曼荼羅など曼荼羅の名を用いて呼ばれる場合が多い。代表的なものとしては春日大社を主題とする春日曼荼羅、熊野三山を対象とする熊野曼荼羅、日吉大社と日吉山王曼荼羅などが著名である。しかもその中には本地仏あるいは垂迹神の集会図の形式をとらず単に神社の社頭の風景を表わす鳥瞰図式のものもあり、これらも曼荼羅の名が付されるにいたっている。かくして曼荼羅はついに密教的世界観の範疇を逸脱し、神々の世界に同化するにいたるが、ここにおいて外来思想としての曼荼羅は全く日本的変容をとげ、その呼称を日本的宗教画に冠することにもなる。それは、密教思想の限りない拡がりを示すものとしても興味尽きないものがある。
【特別寄稿】一部紹介 宮坂宥勝 曼茶羅色彩論――とくに胎蔵曼荼羅について 曼荼羅においては色彩がどのように取扱われ、また密教の教義と色彩はいかなる関係にあるか、をうかがってみたい。 空海の『声字実相義』には、「形。表等の色あり云々」という願を示し、色には顕色・形色・表色があるとする。この区別は、インド仏教ですでにヴァスバンドゥ(世現)が『阿毘達磨倶舎論』分別界品で説いている。ルーバ(r?pa)というサンスクリット語はと漢訳されたが、ヴァスバンドゥは、ルーバには色彩(vana)・形態(samsth?na)・存在する物一般の活動変化(vijsapti)の意味があるとする。これらは漢訳語でそれぞれ、空海のいう願・形・表である。空海は、このうちの頭色について、同じく『声字実相義』に説く。 一に原色とは五大の色、これなり。法相家には四種の色を説いて黒色を立てず。『大日経』によらば、五大の色を立つ。五大の色とは、一には黄色、二には白色、三には赤色、四には黒色、五には青色なり。この五大の色を名づけて顕色となす。この五色はすなはちこれ五大の色なり云々。願教では黒色を不正色とするのに対し、密教では五色を五正色または五大色とよび、色彩の基本とする。五色が五大(五つの物質的な粗大な要素)を象徴する場合、黄色は地大、白色は木大、赤色は火大、黒色は風…
【図版目録】より 表紙 両界曼荼羅(金剛界) 教王護国寺 表紙裏 密教両部大経感得図(竜猛と南天鉄塔) 藤田美術館 両界曼茶羅(高尾曼荼羅) 神護寺 両界曼荼羅(胎蔵界) 教王護国寺 両界曼荼羅(金用界) 教王護国寺 両界曼荼羅(胎蔵界部分) 教王護国寺 醍醐寺五重塔壁画 醍醐寺 両界曼荼羅(胎蔵界) 上杉神社 金剛界八十一尊曼荼羅(部分) 根津美術館 一字金輪曼荼羅 文化庁 大仏頂曼荼羅 文化庁 尊勝曼荼羅 護国寺 仁王経曼荼羅 醍醐寺 宝楼閣曼荼羅 フリア美術館 孔雀経曼荼羅 松尾寺 焔魔天曼荼羅 称名寺 星曼荼羅 法隆寺 神奈川県立金沢文庫保曾 吉祥天曼荼羅 救世熱海美術館 当麻曼荼羅 奈良国立博物館 仏伝図 説法(浮彫) ラホール博物館 極楽浄土図(浮彫) フリア美術館 東大寺大仏 東大寺 大仏蓮弁毛彫 東大寺 板彫阿弥陀曼荼羅 開法寺 三昧耶壇(那智出土) 東京国立博物館 胎蔵界種子曼荼羅 三千院 当麻曼荼羅 日想観 奈良国立博物館 阿弥陀如来像 平等院 宝楼閣曼荼羅 十一面観音曼荼羅 神谷コレクション 両界曼荼羅 寛水寺 密教両部大経感得図(竜猛と南天鉄塔) 藤田美術館 密教両郭大経感得図(善無畏と金粟天塔) 藤田美術館 東大寺講堂内部 東大寺 恵果阿闍梨像 四生院 吉備由利発願大日経 四大寺 両界曼荼羅 極楽寺 弘法大師請来日録(部分) 教王護国寺 醍醐寺五重塔内部 醍醐寺 両界曼荼羅図 胎蔵界曼荼羅(中台八葉院 遍智院部分) 教王護國寺 胎蔵界曼荼羅(部分) 教王護国寺 金剛界曼荼羅(成身会 理趣会部分) 教王護国寺 金剛界曼荼羅(一印会部分)教王慶国寺 金剛界曼荼羅(四印会郎分)教王護国寺 胎蔵図像(大日如来 宝輪如来) 奈良国立博物館 胎蔵旧図様(部分) 四種護摩本尊并眷属図像 醍醐寺 五部心観(部分) 園城寺 金剛界八十一尊曼荼羅 根津美術館 胎蔵界曼荼羅(甲本郎分) 教王護国寺 金剛界曼荼羅(甲本郎分) 教王護国寺 胎蔵界曼荼羅(高雄曼荼羅 部分) 神護寺 高尾曼荼羅図像(七倶胎仏母 釈迦院中央諸尊) 長谷寺 胎蔵界曼荼羅(血曼荼羅 部分) 金剛峯寺 金剛界曼荼羅(血曼荼羅 部分) 金剛峯寺 両界曼荼羅残闕(乙本 部分) 教王護国寺 五重塔壁画 醍醐寺 両界曼荼羅(成身会) 子島寺 胎蔵界曼荼羅(部分) 四天王寺 胎蔵界曼荼羅 四天王寺 金剛界曼荼羅 四天王寺 胎蔵界曼荼羅 太山寺 金剛界曼荼羅 太山寺 宝楼閣曼荼羅 救世熱海美術館 宝楼閣曼荼羅 フリア美術館 請雨経曼荼羅 救世熱海美術館 吉祥天曼荼羅 救世熱海美術館 古祥天曼荼羅 救世熱海美術館 如意輪曼荼羅 救世熱海美術館 如意輪曼荼羅 園城寺 尊勝曼荼羅 東京国立博物館 尊勝曼荼羅 救世熱海美術館 弥勒曼荼羅 救世熱海美術館 弥勒曼荼羅 霊雲寺 大元明王曼荼羅 救世熱海美術館 仏眼曼荼羅 品川寺 仏眼曼荼羅 救世熱海美術館 大勝金剛曼荼羅 救世熱海美術館 五大虚空疎曼荼羅 大覚寺 五大虚空蔵曼荼羅 救世熱海美術館 五字文殊曼荼羅 救世熱海美術館 安鎮曼荼羅 救世熱海美術館 一字金輪曼荼羅 救世熱海美術館 一字金輪曼荼羅 遍照光院 阿弥陀曼荼羅 救世熱海美術館 阿弥陀曼荼羅 仁王経曼荼羅 救世熱海美術館 仁王経曼荼羅 醍醐寺 法準経曼荼羅 救世熱海美術館 法華経曼荼羅 東京国立博物館 孔雀経曼荼羅 松尾寺 孔雀経曼荼羅 救世熱海美術館 五秘密曼荼羅 救世熱海美術館 五秘密曼荼羅 理趣経曼茶羅 救世熱海美術館 聖観音曼茶羅 救世熱海美術館 虚空蔵曼荼羅 救世熱海美術館 降三世曼荼羅図 救世熱海美術館 十天曼荼羅 救世熱海美術館 愛染曼荼羅 随心院 菩提場曼茶羅(図像抄) 菩提場曼荼羅 救世熱海美術館 金剛城曼荼羅 救世熱海美術館 八字文殊曼荼羅 正智院 八字文殊曼荼羅 救世熱海美術館 摂一切仏頂曼荼羅 救世熱海美術館 千手観音曼荼羅 救世熱海美術館 十二天曼荼羅 国分寺 十二天曼荼羅 救世熱海美術館 六字経曼荼羅 三宝院 星曼荼羅(北斗曼荼羅) 法隆寺 星曼荼羅 久米田寺 焔魔天曼荼羅 称名寺 童子曼荼羅 救世熱海美術館 阿弥陀浄土曼荼羅 法隆寺 法華堂根本曼荼羅 ボストン美術館 智光曼荼羅 能満院 清海曼荼羅 聖光寺 勧請十界大曼荼羅 妙法華寺 法相曼荼羅 根津美術館 熊野曼荼羅 高山寺 春日曼荼羅 東京国立博物館 裏表紙 仁王経曼荼羅図 神上寺
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