箱膳(はこぜん) 小売

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日本の伝統を受け継ぐ女性木工職人「いろはに木工所」様の箱膳。箱膳とは、日本固有の文化であり、箱型の「食器箱」兼「一人用お膳」であり、一人分の食器を入れた箱型のお膳です。農家や商家など、忙しく食事を済ませる方達は、箱の中に自分用の飯椀・汁椀・小皿・箸・湯呑み・茶碗・布巾の一式を収納し、使用する際には蓋を返してお膳とし、その上に器を並べ、ご飯、汁物、おかずや漬物で食事をし、そして食事が終わると、 飯椀に白湯を注ぎ、漬物で器を洗い、 綺麗になると小皿・汁椀と白湯を順に移し、 最後に漬物を食べて、白湯を飲み干して、 器を布巾で拭いて箱膳にしまう。そして、箱膳ごと食器戸棚に収納していたようです。※お写真にあります小物類は商品に含まれておりません。現代の食生活でこのように使うのは難しいですが、 お酒が好きな方であれば、酒器を納めて、晩酌にお使い頂いたり、紅茶が好きな方であれば、お気に入りのカップや茶葉などを納めて、お家時間を楽しむ箱膳としてお使い頂くのはいかがでしょうか。現代ならではの使い方でも風情があります。_______<サイズ>幅32cm・高さ20cm・奥行き28cm<木材> さくら箱の中には一人分の「お茶碗」「汁椀」「お皿」「箸」など食器一式が収納できるようになっています。食事をする時に箱から出し、箱の蓋を裏返して、そこに食器を載せ、食事をし食べ終わったら、お茶椀に白湯を注ぎ、漬物で器を洗い、綺麗になると小皿・汁椀と白湯を順に移し、最後に漬物を食べて、白湯を飲み干して、器を布巾で拭いて箱膳にしまう。というのが、箱膳の作法のようです。箱膳は「家族に一人一つずつ」江戸時代までは、すべての家事は手仕事であり、井戸のない家も多く、洗物は共同井戸や川から水を汲まなくてはなりません。大家族の食器は洗うのにも時間がかかり、収納も場所をとりました。箱膳は各々が後片付けまで出来てしまうので、家事の手間が省け、水が節約でき、収納場所もとらない非常に合理的なものであったわけです。箱膳は花嫁道具の大事な一つでもありました。箱膳が生活の場から姿を消したのは明治の終わり頃から。当時普及し始めたちゃぶ台を使うようになったことで食器を共用するようになり、油を使うおかずも増えました。食事を少しも無駄にしないことや、箱膳で食事を頂く時は肘をつけることができず、器をきちんと持たないといけないので姿勢が美しくなることなどから、最近、「食育」や「環境問題」の観点でも、箱膳が注目されているようです。

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