管理番号 | 新品 :31044323 | 発売日 | 2023/11/05 | 定価 | 13,000円 | 型番 | 31044323 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カテゴリ |
西太平洋の海底(水深3700m)から採取されたマンガン団塊を出品致します。大きさと重さは、約40×25×30mmで39gです。半分にカットされており、核は白いチャート様の岩石が認められるレアな個体です。マンガン団塊について少し解説しておきますと、マンガン団塊とは深海底に分布する、鉄とマンガンの酸化物・水酸化物を主とした塊と定義されています。形は、多くは球状ですが、生成場所によっては不定形の物も採取されています。切断して内部を見ますと、岩石片やサメの歯などから成る核とその周りをマンガンを主とした黒い物質が何重にも被っており、ほとんどはバームクーヘンのような構造をしています。生成には、以前は非常に時間がかかる(百万年に1cm)と考えられていたのですが、核となる物が第二次世界大戦の時の物と思われる弾丸である物が見つかり、成長速度は一定ではなく速く成長する場合もあるということがわかってきました。ただ未だに不思議なのは、マンガン団塊は、海底の泥の表面に認められ、泥の中深くには認められないことから、常に表面付近で成長を続けているということです。深海底でも少しずつ堆積がありますので、常識的に考えれば、埋っていかなくてはならないのですが、常に表面に浮いてきているようです。100年以上も前から深海底に存在することが知られていましたが、その生成過程についてはまだ完全に解明されていません。マンガン団塊の化学組成は、マンガンと鉄を主体として、ニッケル、コバルト、銅をはじめ金、銀、白金などをはじめとした希少金属も含まれています。そのため、有用な海底の資源として注目され、世界的な分布や海域による成分の調査、採取方法などの研究が続けられています。発送は、貴重品ということでゆうパックを予定しています。※おまけは、表皮の比較的柔らかい部分が1/3程度破損して内部の硬い部分が露出した個体です。