【海外書籍】The Cactus File Handbook ⑥ MAMMILLARIA (1999) マミラリア サボテン 図鑑 絶版 入手難 古書 マスターピース 送料無料

・書籍名（英名） : The Cactus File Handbook ⑥ MAMMILLARIA・著者名 : John Pilbeam・発行年：1999年・形式 : 洋書（英語）、変則判（190×270mm）、376ページ、ハードカバー
手元に1冊だけ余部があるので出品します。背表紙に日焼けが認められますが、中身は折れや破れ、シミ等は見当たらず、25年前の書籍にしては綺麗だと思います（写真参照）。なお、表紙には保護用のビニールカバーが付いています。
＜書籍説明＞本書は1999年に発刊したマミラリア属の全種図鑑となり、The Cactus File Handbookシリーズの６巻目にあたります。やや小振りなサイズのシリーズなのですが、情報量の極めて多い本巻のみ大判となり、更に3倍以上の厚みがあります。1999年当時のマミラリア属の全種について収録しており、各種の生態写真や栽培株、シノニムリスト、分布、生育環境、栽培方法、当時知られていたメジャーなフィールドナンバー（種名、産地名）等について収録しており、情報量が極めて多く、マミラリア属を網羅的に理解する決定版書籍だと思います。
著者はイギリスのサボテン・多肉植物園芸界の偉人John Pilbeam（ジョン・ピルビーム）となります。J. Pilbeamはアマチュアながら、ありとあらゆるサボテン・多肉植物を大量に栽培しており、また現地でのレポートも大量に刊行している多肉園芸界の鉄人とも呼べる人物です。既に90歳を越え、かなりの御高齢ですが、近年も筆は衰えておらず、相変わらずの仕事量には脱帽です。
マミラリア属は中米地域のグループでカリブ海を囲むように分布しています。国内では普及種も多く、あちこちで見られる印象をお持ちの方も多いかと思います。一方で、サボテン科最大の属となり、国内で殆ど見られない種が多くあり、同定しようとするとなかなか難しい群となります。
本書では、当時に認識されていた本属を分類学的に整理して、合計181種127亜種の合計261分類単位（種類）を扱っています。また、過去には断片的なモノグラフやジャーナルも刊行されているのですが、あまりに種数が多く、本書までは包括的な書籍は存在していませんでした。現在では一部の種群の分類学的な進展はありますが、概ね本書で同定すれば問題ないかと思います。
現在のところマミラリアに関しては、本書以上の書籍は見当たりません。なお、そもそも出版部数が少なく、なかなか人気のシリーズですから入手難の１冊となっており、海外でもあまり見当たらず、あっても価格がかなりの高額に高騰しています。手元にあるマミラリアの種同定だけでなく、原産地からの来歴や近縁種との関係を調べるのに最良の書籍となっています。
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